
キャンプで焚き火に挑戦しようと思うんだけど、道具はなにを揃えればいいのかなぁ。



年間20泊以上しているよっちか夫婦だよーー!
キャンプの醍醐味の1つである、焚き火の悩みは私たちにおまかせあれ~~~!!
初心者の頃は焚き火に必要な道具を1から調べるのは、案外大変です。
また、焚き火のコツを調べずに挑戦すると「うまくできなくて途中で諦めてしまった。」「時間がかかってしまい楽しめなかった」なんてことになりかねません。
本記事では数多くの失敗をしてきた究極ズボラ夫婦が、焚き火に必要な道具からこれだけコツを押さえれば大丈夫!という内容を詳しく解説します。
焚き火初心者の方でも簡単にできるようになるため、ぜひ参考にして楽しんでくださいね!
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●年間20泊以上愛犬とキャンプする夫婦
【初心者向け】焚き火をするときに必要な道具


焚き火をするときに、これだけは!かならず用意しておくべき道具を紹介します。
事前に確認しておかないと、「当日焚き火ができない!」なんてことになりかねません。



ズボラな私たちも初めての頃は、焚き火について何度か確認したよ!
- 焚き火台
- 焚き火シート
- 薪
- 柄の長いチャッカマン
- 着火剤
- トング・火ばさみ
- 耐熱グローブ
- 火消し壺
では、それぞれ詳しく解説します。当日忘れものがないように見返してくださいね。
①焚き火台


焚き火台とは、薪を台のなかに入れて燃やし、安全に焚き火をするための道具です。
焚き火台を利用せず、地面に直接薪を置いて燃やす方法を直火と言います。
直火より焚き火台を利用するほうが、安全性が高く地面の焦げつきを防ぎやすいため、多くのキャンプ場で焚き火台の使用をルールにしています。
また、焚き火台を選ぶポイントは下記のとおりです。
- 市販の薪を折らずに利用できる
- 手軽に組み立てできる
- コンパクトに収納できる



私たち夫婦はピコグリルを利用しているよ。
簡単に組み立てができて軽いからオススメ!
市販で売られている薪は30cm〜40cmほどです。
ピコグリルは幅38.5cmあるため、市販されている薪を折らずに使用できます。



薪を折ったり、焚き火台の幅に合わせるために切ったりするのは凄く大変!
また、ピコグリルはコンパクトに収納でき重さも400gと軽いため、初心者の方も扱いやすい焚き火台です。
設営がカンタンでおしゃれ!
②焚き火シート


焚き火シートは、火の粉や灰が地面に落ちないようにするための道具です。
薪を燃やすと、少しの風で火の粉や灰が舞います。
火の粉が地面の草に直接落ちると火災の原因になり、灰は土に溶け込まず雨が降ると浮き出てしまいます。
安全面や次に利用する方を考慮するために、かならず焚き火シートを利用しましょう。



薪を燃やすと「パチン!!」と音がでる!
音と同時に、火の粉が跳ねたように出てきてビックリしたよ。
私たちは、1m×1mの焚き火シートを利用しています。
焚き火シートの大きさが、ちょうどよく邪魔にならないためオススメです。
ちょうどよいサイズ
③薪
薪はホームセンターで購入可能です。
薪の種類は、広葉樹と針葉樹で分かれています。
ナイフを利用してバドニングする場合、初心者の方は針葉樹がオススメです。
バドニングとは薪を細く割り、火をつきやすくする方法です。



針葉樹は、ナイフが簡単に入るからバドニングしやすいよね。
針葉樹はバドニングしやすい一方、燃焼時間が短いため長時間焚き火を楽しむ場合は「多いかな?」と感じるぐらいの量を購入してください。
なお、薪を切らさないコツは料理する時間や就寝前など時間を決めて焚き火し、薪の量を調整することです。



焚き火に慣れれば、購入する量を調整できるよ。
また、広葉樹は硬くバドニングしずらい一方、燃焼時間が長いため、長時間利用する冬場にオススメです。
バドニングするにはコツが必要なため、慣れたら広葉樹を利用し長時間の焚き火にチャレンジしてみましょう。
④柄の長いチャッカマン


薪に火をつけるとき、チャッカマンが必要です。



最初チャッカマンを持ってなくて、ライターを使用したら指先がすぐに熱くなって不自由したなぁ。



火が途中で消えたときは、ライターだと組み立てた薪の下まで届かないから大変だった。
チャッカマンは、えの長いタイプを選んだほうが指先も熱くなく安全に使用できます。
100円均一で購入できるチャッカマンで十分ですが、ガス切れし火がつかないときがあるため予備を準備しておきましょう。
⑤着火剤


薪に火をつける際は、着火剤の利用が便利です。
枯葉を利用する方法もありますが、湿っていると火がつかなく初心者の頃は苦戦する可能性があります。



初めての頃は、薪に火をつけて安定させるだけでも苦戦したよ。



時間短縮になるから慣れるまでは着火剤を使おう。
着火剤は、文化焚き付けがオススメです。
また、自分で専用の棒をこすり火起こしをするファイヤーライターズも利用しているキャンパーは多くいます。
初心者の方は、火起こしだけでなく設営も時間がかかるため、まずは文化焚き付けを利用するとよいでしょう。
私たちはいくつか試した結果、文化焚き付けがもっとも価格が安く火がつきやすいため、現在も利用しています。
⑥トング・火ばさみ


火のついた薪を動かす際に、トングや火ばさみが必要です。
焚き火は追加した薪を動かしたり崩したりして、火力を調整します。



100円均一の火ばさみを使ったことあるけど、ハサミづらくて買い替えたよ。



普通の先端がギザギザしているトングも使ってみたけど窪みがあるから、洗うときめんどくさかった。
私たちは、〇〇を利用しています。
長さも十分にあり薪も扱いやすく、先も洗いやすいためオススメです。
⑦耐熱グローブ


焚き火する際は、かならず耐熱グローブを使用してください。
耐熱グローブは、熱さに強く燃えにくい素材を使用しており、火をつけるときや薪を火ばさみで動かすときに火傷を防げます。



いきなり風が吹いて手元に火がくることもある!
薪を持つときもトゲが刺さらないよう保護でき、焚き火台のススも手につかないため汚れません。
私たちはワークマンの耐熱グローブを使用していましたが、ZEN Camps 耐熱グローブのほうがゆとりや素材が柔らかく、使いやすいため買い替えました。
肌触りがよく、動かしやすい


⑧火消し壺


火消し壺は、薪を完全に燃焼させずに壺の中に入れて片づけられる道具です。
焚き火は、不完全燃焼のまま放置すると火災の危険があるため、火を完全に消してから就寝や撤収しなければいけません。



火消し壺があると時間に追われずに片付けができるよ。
火消し壺は火種が残っている薪も中に入れ、壺を密封することで酸素がなくなり、安全に焚き火台を片付けられます。
初心者の方は、火種が残っているか見落としてしまう恐れがあるため、焚き火する際は持参したほうがよいでしょう。
また、火消し壺の種類によっては炭の火起こしに利用できるため大変便利です。



キャンプ場は、静かにする時間帯が決められていることが多い!
私たち夫婦は上下蓋がついており、炭の火起こしができるタイプを使用しています。
カンタンに火おこしもできる!
焚き火の手順とコツ


初心者の頃の焚き火は、火種から火をつけて安定させることが難しいと感じるでしょう。



私たちも最初は大変だった!



火が消えてしまって、着火剤をたくさんつかったよ!
本項目では、下記内容を解説します。
- バドニング
- 焚き火台の設置
- 薪の投入と並べ方のコツ
- 火をつける
焚き火は、コツが必要なため事前に把握すれば当日スムーズにできますよ。
①バドニング


購入した薪をそのまま利用できますが、火がつきづらいためバドニングして細くしておきましょう。
バドニングするときは、薪を一本トンカチ代わりに利用すると便利です。



バドニングは日頃のストレスを発散できるよ!笑



嫌なことを思い出してナイフで薪を叩きつけよう!笑
ポイントは木の目がある部分にバドニングすると、かなりの力を入れなければ割れないため避けることです。
また、薪が湿っていると火がつきづらいため事前に確認しておきましょう。
②焚き火台を設置
バドニングで薪の準備ができたら、焚火シートを引いて焚火台を設置しましょう。
すぐに道具が取れるように焚き火スペースの配置は下記のようにしています。



火が消化しそうな場合でも、慌てずに薪や着火剤を追加できるからこの位置で落ち着いたよ!
③薪を投入
次に、焚火台の真ん中に着火剤を置きその上に細い薪を置いていきます。
薪を隙間なく並べてしまうと火がすぐに消えてしまうため、空気が通るように置いていきましょう。



火を大きくするには酸素が必要だよ!



最初の頃は、空気の道を意識せず隙間を埋めるように薪をおいたから、すぐ消化してしまって大変だった。
④着火
薪を置ければ、チャッカマンで着火して焚き火スタートです。
火がついた後は、火の大きさを調整しましょう。


火を上に大きくしたい場合は、バドニングしていない太めの薪を縦に置いていくと威力が増していきます。



大きくするにはその分、薪の消費も早いから配分に注意してね。
焚き火の片づけ方


焚き火した後は、きちんと片付けをすることが大切です。



そのまま放置しておくと火事の原因になることや、近隣サイトの方が心配するよ。
事前に確認し、当日スムーズに焚き火を後始末しましょう。
①完全に火が消えるのを待つ
焚き火は、薪の火が完全燃焼してから片づける必要があります。
火種を残したままでいると風がふいた場合、火災の危険があるため注意してください。
このとき、火消し壺を利用すると火種がついたまま壺に入れておくだけで火を消化できます。
時間短縮になるため、活用をオススメします。
②指定の灰捨て場で処分する
キャンプ場によっては、灰捨て場を設置しています。



過去に見えない所に灰が捨ててあってびっくりしたよ。



マナーが守られてない光景をみるのは凄く悲しい気持ちになるよね。
灰は土で分解されないため、かならず指定された灰捨て場または持ち帰り処分するようにしましょう。
追加して持っておくと役立つ焚き火道具3選


焚き火をするときに、持っておくと便利な道具を3つ紹介します。
- ナイフ
- 火吹き棒
- 焚き火用リフレクター(風防板)



紹介する道具を持っておけば、焚き火しているときに困ることはほとんどないよ!
100円均一で購入できる道具もあるため、ぜひ参考にしてください。
①ナイフ


ナイフは、薪をバドニングするときやフェザースティックを作るときに使用します。
フェザースティックとは、薪の先端を薄く削り羽毛のような見た目で着火剤代わりに利用できるものです。



キャンプといえば!
バドニングとフェザースティックというイメージがある!



この2つに挑戦するだけで、小慣れたキャンプしている雰囲気を味わえるよね!
そのほかに、ナイフは紐を切るときやオイルランプの芯を切るときなど使用するため一本は用意しておくと便利です。
私たち夫婦はOPINELのナイフを使用しています。
切れ味よく、かっこいい!


②火吹き棒


火吹き棒は、薪に火が付いたあと威力をつけたいときや火が消えてしまいそうなときに利用します。
火吹き棒がなくても、うちわで代用できますがピンポイントに空気を送れないため、便利さを考えると1つは用意しておきましょう。
火吹き棒は100円均一で購入できます。
③焚き火用リフレクター(風防板)


焚き火用リフレクターは、風よけになり暖かい熱が自分に当たるため、肌寒いときに利用をオススメします。



少し風があるときもリフレクターを立てるだけで、火が安定するよ。
焚き火用リフレクターは、サイズがあるため利用する焚き火台にあわせて購入するとよいでしょう。



僕たちはピコグリルを使用するから、幅120cm、高さ40cmのヨーラー ウインドスクリーンを使っているよ。
ちょうどよい大きさ!風を防げる


焚き火の注意点


焚き火は、火災の原因になるためしっかりと注意事項を把握する必要があります。
- 悪天候は焚き火しない
- 服装に気をつける
- 水の準備
- 着火剤の使用ルール
- 調理器具が黒くなる



まったく知識がないまま焚き火をするのは、すごく危険なことだよ!
安全にキャンプを楽しむために、下記にて内容をかならず確認しましょう。
①強風時や悪天候は焚き火しない
悪天候のときに無理に焚き火をすると、火災の原因となるため大変危険です。
風で火の粉が舞うため、近隣のテントや近くの枯葉を燃やす恐れがあります。
また、タープの下で焚き火をすると火の粉で穴があく恐れがあるため注意してください。
焚き火をする目安の天候は、こちらを参考にしてください。
②燃えにくい服装にする
焚き火は火の粉が飛ぶため、かならず燃えにくい服を着用しましょう。



私は新しく購入した服が、すぐに火の粉で穴があいてびっくりしたよ。



焚き火するキャンプ用の服を決めることは大切だね。
火の粉に強い素材の服がワークマンで安く購入できます。
キャンプ用の服は汚れやすいため、安く揃えることがオススメです。
③水を準備する
焚き火をするときは近くに燃えるものがないか、かならず確認し安全を確保したうえで実施します。
しかし、突然の突風で火の粉が舞ってしまうことも考えられるため、近くに水を準備しておきましょう。
④着火剤は使用方法を守る
着火剤は、使用方法を守らないと大変危険です。
とくに、ゲルタイプの着火剤はかならず注意書きを確認してください。



過去にゲルタイプを途中追加して、大事故になった痛ましいニュースがあったよ。
18日午後8時ごろ、愛知県大治町砂子の会社員(25)宅の南方の空き地で、十数人がバーベキューの準備をしていたところ、男性(27)がコンロに継ぎ足したジェル状の着火剤が火のついたまま飛び散った。4~5メートル離れていた無職、高屋麗魅香さん(22)にかかり、上半身にやけどを負った。
引用元:日本経済新聞
着火剤は手軽に火がつけられる分、途中で追加する際や十分に注意し記載内容をしっかりと守りましょう。
⑤調理器具はススで黒くなる
焚き火調理は、フライパンや鍋などのクッカーはススで黒くなります。



私はススで黒くなるのが苦手だから、なるべく焚き火調理はしないようにしている・・。



僕は、ススで汚れても味が出るから好きだけどね!笑
無水鍋や調理器具の素材色が黒であれば気にならないため、焚き火調理しても汚れは目立ちません。
ススの汚れが気になる方は、一度汚れると洗剤で落とすことも難しいためなるべく焚き火調理は避けましょう。
安全に焚き火を楽しもう


本記事では、焚き火をするときの必要な道具やコツを紹介しました。
もう1度本記事のポイントをお伝えします!
- 事前に道具を揃える
- 追加であると便利な道具
- 焚き火のコツ
- 焚き火の片付け方



最初の頃は火のつけ方のコツもわからず、大きな薪をそのまま投入して苦戦した思い出がある!



何も知らないで焚き火すると、嫌になっちゃう人もいるだろうね!
道具を揃えてしまえば試行錯誤でどうにか火をつけられますが、最初はテントやタープ設営に手間取り焚き火にあまり時間を避けません。
そのため、先にコツを知ることでスムーズに焚き火が始められます。
ぜひ、早めにコツをつかみ焚き火で味わう非日常空間を体験してくださいね。
きっとやみつきになりますよ!
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